日本ハムの新球場「エスコンフィールド北海道」を保有、運営する「株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメント」は20日、パナソニックと新球場を核にした「北海道ボールパークFビレッジ」においてパートナーシップ契約を締結したと発表した。日本ハムが目指す、新しいスポーツ・ライブエンターテインメントをパナソニックの製品や演出ノウハウを取り入れて実現していく。

主な取り組みは以下の通り。

<1>競技・演出照明の設置

エスコンフィールドの照明設備としてパナソニック製の照明器具354台を導入する。野球のプレー環境に最適な照明設計により、観客、選手、施設運営それぞれの視点でメリットがある照明環境を目指す。

観客視点では、さらなる体験価値向上のため、新たにフィールド上を光が駆け巡る演出手法を開発。354台の照明を個別に制御することで、フィールド上の光がウエーブ状に動くなど、これまでにない照明演出が可能となる。

選手視点では、国内でのアリーナやスタジアムで導入実績があるパナソニックのVRによる照明シミュレーション技術を用いて、まぶしさを感じにくい試合に最適な照明環境を実現する。

施設運営視点では、LED照明は従来のHIDランプと比較して省エネな上、照明を個別に点灯・消灯できるため、試合以外での利用へも柔軟な対応が可能となる。また、Fビレッジ内の街頭やエスコンフィールド以外の施設での照明設備の設置も計画。照明演出により、エスコンフィールド含めたエリア全体の活性化を目指す。

<2>統合演出システムの導入

照明、映像、音響などが連動した演出が可能となる、統合演出マネジメントシステムを導入。エスコンフィールド内に約600台のサイネージを設置し、よりエンターテインメント性の高い試合観戦を提供。

<3>「Panasonic CLUB LOUNGE」の設置

ベンチ間近の観戦スペースであるダグアウトクラブの三塁側ラウンジを「Panasonic CLUB LOUNGE」と命名。パナソニックの製品・サービスを体験しながら上質な食事ともに試合観戦を楽しめる場として提供する。選手と同じ目線の高さで臨場感のある試合観戦を楽しみながら、パナソニック製の演出照明、最新の美容・健康・AV製品の体験が可能となり、これまでにない観戦体験を実現する。