矢野燿大監督(53)は勝率5割ターンを誓った。DeNAに連勝し、借金1。前半戦での借金完済に王手だ。先発伊藤将司投手(26)は7回1失点で今季7勝目。7番一塁で初スタメンの新外国人アデルリン・ロドリゲス内野手(30=パドレス3A)は8回1死一、三塁で貴重な3点目をたたき出すなど活躍。阪神が3位に浮上した。矢野監督の一問一答は以下の通り

    ◇    ◇    ◇

-相手のエース今永に対して攻撃陣が序盤から2点を奪った

「(中野)拓夢が初球いきなりツーベースで出てくれたので。ヤス(山本)がしっかり送ってっていう形の中で、向こうも低めとか三振っていう気持ちがワンバンになったりとか、そういうのもありましたけど。近本のタイムリーも良かったですし、いい攻撃が立ち上がりできたと思います」

-2点のリードを伊藤将が守った

「もうずっと安定して投げてくれていますし。ホームランはね、ちょっともったいなかったですけど、でも7回までしっかり投げてくれて、今日も丁寧にゴロを打たせる、そういうピッチングをしてくれました」

-その投手陣を盛り立てたのが、近本やロドリゲスの好守

「いやぁホントね、近本のあのプレーっていうのは、2打点以上のものがあったと思いましたし、本当にあの球際にね、しぶとく食らいついてよく取ってくれたと思います。ロドリゲスも先頭打者だったので抜けると間違いなく二塁打以上になったと思う。最後のタイムリーも素晴らしかったですけど、あの守備も素晴らしかったですね」

-初スタメンのロドリゲスは後半に向けて楽しみ

「そうですね、楽しみが増えましたし。これからもっともっと打っていって、守備でもどこまでやってくれるのかは見ていかないといけない部分はありますけど、ムード的にはベンチもすごく盛り上がっていたんで。そういうところでは打つ方でも守る方でも、ベンチのムードというところでも盛り上げてくれるようなラッキーボーイ的存在になってくれたらと思います」

-借金1で前半最終戦

「それ(勝率5割)を目標にこの3試合に臨んできて、きょうもとっていう形になったんで。何が何でもという気持ちでね、明日も取りにいくし、あまり投げていない投手もいるし、もちろんガンケルにまずは頑張ってもらうというところだけど、打線も早い回に点を取ってまた後半いくぞという勝ちにして、5割でターンできるようにしていくっていう強い気持ちでやっていきます」

【関連記事】阪神ニュース一覧