後半戦大逆襲へ、阪神浜地真澄投手(24)が27日、「7回の男」に正式指名された。6年目の今季は中継ぎで頭角を現し、今月下旬から勝ちパターンの一角に出世。金村投手コーチは7回は浜地継続かの問いに「そうだね。あとは登板の頻度とかを見ながらやりくりしたい」と明かした。新勝利の方程式は浜地→湯浅→岩崎。甲子園で全体練習に参加した右腕は「結果が出ている以上は(起用が)続くと思う。こだわりはないですけど、任されたどんな場面でも(抑える)というのが一番」と引き締めた。

今季はともにキャリアハイの30試合登板&10ホールドで、防御率1・27の安定感。「シーズンが始まる前に50試合投げたいと思っていて。現実的にちょっと見えつつある」。26日の球宴第1戦では1学年下の後輩湯浅が1回0封と力投。「湯浅の活躍だったら(選ばれて)当然だと思う。僕ももちろん(球宴の舞台に)立ちたい。来年以降、胸を張って行ける成績でいたい」と気合をにじませた。

○…甲子園の全体練習でシート打撃が行われた。加治屋、斎藤が登板し、熊谷、ロハスらと対戦。登板間隔が空く投手側から要望で、急きょメニューに組み込まれた。打者にもメリットがあったようで、快音を響かせた熊谷は「打席勘という意味で、立てて良かった」と充実の表情だった。

○…今月15日に新型コロナウイルスの陽性判定を受けた坂本とケラーが、8月上旬の1軍復帰を目指す。井上ヘッドコーチは坂本について「2軍の試合を2、3試合出た方がいいんじゃないかという判断」と説明。ケラーとともに29日から行われる2軍広島との3連戦(倉敷、丸亀)に向かう。

○…新外国人アデルリン・ロドリゲス内野手(30=パドレス3A)は後半戦も7番起用される見込みだ。初スタメンの23日DeNA戦(甲子園)から2試合連続7番で出場。井上ヘッドコーチは「今は(上位)打順の並びが固定できている。7番に1発あると怖いよって。例えば横浜(DeNA)打線とかソトが7番打ってたりしたら不気味だった」と明かした。マイナー215本塁打のパンチ力自慢が、“恐怖の7番”を継続する。

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