リーグ再開初戦、阪神の逆襲ドラマが始まった。

初回、中野拓夢内野手(26)が右前打、島田海吏外野手(26)も右前打で続き無死一、二塁。3番近本光司外野手(27)が右前適時打を放ち、3連打で1点を先制した。

近本は「打ったのはフォーク。前の2人がいい形でチャンスメークしてくれたので、いい流れの中で打席に立つことができました。まずは先制点を取ることができてよかったです」と振り返った。

さらに攻撃の手を緩めず、4番佐藤輝明内野手(23)の打席でダブルスチールに成功。その後1死二、三塁となり、5番大山悠輔内野手(27)が中前適時打を放ち2点目を挙げた。

大山は「打ったのはストレート。先制した後でしたが、次の1点がすごく重要だと思っていたので、会心の当たりではなかったですが、タイムリーになってよかったです」と安堵(あんど)。1死一、三塁からは6番糸原健斗内野手(29)の投ゴロ併殺崩れの間に、さらに1点を追加した。

初回の一気3得点の先制劇を祝うかのように、甲子園左翼方面の上空には虹が出現した。

勝率5割の阪神は、首位ヤクルトを11ゲーム差で追う立場。奇跡の大逆転Vへ、序盤の主導権をがっちりと握った。

【関連記事】阪神ニュース一覧>>