新型コロナから復帰した日本ハム新庄剛志監督(50)が、BIGBOSSらしさ満点の采配で後半戦白星スタートを切った。

1点を追う6回無死一塁の攻撃で、今川優馬外野手(25)にエンドランのサインを出し続けて3度目に成功。右前打と悪送球の間に一塁走者が生還して同点に追い付いた。さらに1死二塁から近藤健介外野手(28)が決勝の中前適時打を放った。その後も得点にはつながらなかったが、エンドランや重盗を仕掛けるなど、自由自在な采配を繰り出した。

投手起用も会心だった。先発したコディ・ポンセ投手(28)が100球に到達した6回2死無走者の場面で、2番手の宮西尚生投手(37)へスイッチ。約2カ月ぶりの1軍登板となった宮西が回またぎで7回2死まで抑えると、3番手は井口和朋投手(28)を送るなど小刻みに継投して楽天打線の反撃を断った。

試合後に新型コロナ陽性が判明した18日西武戦(札幌ドーム)以来に指揮を執ったBIGBOSS復帰初戦で、チームは鮮やかな逆転勝利。前半戦最終戦に続いて2連勝となった。

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