プロ野球の阪神は1日、24年の阪神甲子園球場開場100周年の一環として、事業発表会とキャラクターをあしらったラッピングトレインの出発式を行った。

事業発表会は甲子園で開催され、青森・三沢高のエースとして活躍し、元近鉄の太田幸司氏(70)が登壇した。

三沢時代、地方大会で優勝し甲子園出場を決めたことを思い出しながら「甲子園は夢の舞台だった。自分の野球人生スタートの場所」と感慨深く振り返った。

阪神電鉄・甲子園駅ではラッピングトレインがお披露目された。甲子園の歴史をたどる写真で彩った6両編成の列車には、甲子園にゆかりのある漫画「ドカベン」、「巨人の星」、「タッチ」、「ダイヤのA」などのキャラクターがあしらわれている。

車両はこの日から24年12月まで運行される。

出発式にも参加した太田氏は「僕らよりもっと古い時代の写真があったり、勉強になりました」。

また、6日開幕の全国高校野球選手権大会に出場する球児に向け「無事に大会が行われることを祈念しています。周りのいろんな思いをしっかりとかみしめて、目いっぱいプレーして欲しいですし、素晴らしいドラマが生まれることを期待しております」と激励した。