左精巣がんの疑いがあったため、左睾丸(こうがん)の高位精巣摘除術を受けた大関友久投手(24)について、ソフトバンク藤本博史監督(58)は3日、「大関にとったら、早く見つかって良かったと思う。早く復帰できるように願うばかり。本人が一番つらいだろうし。その分、みんなが頑張ってくれればいいんじゃないかなと思います」と話した。

今季は先発ローテーションの一角として大きな戦力になっていた。それだけに「先発の一角に入ってたんやからね。痛いよ。でも他の投手がチャンスと思ってね。こっちは痛いけど、本人が一番ショックなんでね。野球やりたくてもできない」と思いやった。

◆大関友久(おおぜき・ともひさ)1997年(平9)12月14日生まれ、茨城県土浦市出身。小学1年から野球を始め、土浦湖北では1年秋からエースで2年夏は県8強。3年夏は3回戦で敗退した。仙台大を経て、19年育成ドラフト2位でソフトバンク入り。21年5月に支配下登録され、6月4日の阪神戦で初登板。185センチ、94キロ。左投げ左打ち。今季推定年俸は1100万円。

○…6日楽天戦に先発見込みだった大関が離脱した影響で、先発ローテーションを変更した。4日日本ハム戦の先発予定だった武田が、5日からの楽天3連戦へ。新型コロナウイルス陽性から復帰し、3日ウエスタン・リーグのオリックス戦に登板予定だったレイが急きょ、4日日本ハム戦に回ることになった。レイは「自分としては、準備できている。今対応できると思う。特に影響はないんじゃないかな」と話した。

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