BIGBOSS流の首脳陣シフトで残りシーズンを戦う。日本ハムは5日、武田勝投手コーチ(44)を2軍投手コーチへ配置転換することを発表した。この日、新型コロナウイルス陽性判定を受けた1軍首脳陣が全員復帰したことに伴い、2軍から1軍へ同行していた矢野謙次2軍打撃コーチも帰任。この日のオリックス戦(京セラドーム大阪)から、新庄剛志監督(50)を含めた1軍首脳陣は9人から8人となった。

今回の配置転換で試合中のベンチには投手コーチが不在という、極めて異例の体制となった。前半戦は武田コーチが新型コロナ陽性で離脱するまでベンチ入り。投手交代などでもマウンドへ向かう役割を担っていたが、後半戦からは山田バッテリーコーチが役割を引き継いだ。ブルペンを担当する加藤投手コーチと、試合中は相手打線の分析や対策を講じるスコアラー業務も行う島崎投手コーチは、前半戦と同じ役割を担う。

新庄監督は投手起用について、前半戦は主にコーチ陣に任せてきたが、後半戦初戦となった7月29日に「もう俺が、やります」と明言。かねて継投などについては「ピッチングコーチも僕も、勉強しながらのシーズンにしたい」と話していたBIGBOSSが、新たな体制で独自の投手運用法の確立を目指す。

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