巨人大勢投手(23)が、ジャイアンツ球場の2軍練習でシート打撃に登板した。新型コロナ感染の療養期間が明けてから、初の実戦形式。秋広、菊田、山瀬、育成の伊藤海を2巡、打者8人にスライダー、フォークを交えて23球を投げ込んだ。序盤は4安打を浴びたが、変化球を多めに試投。伊藤海を直球で空振り三振に斬り、菊田を変化球で投ゴロ。最後は山瀬から外角低め直球で見逃し三振を奪った。

前半戦はリーグトップタイの25セーブをマークしたが、7月20日ヤクルト戦の試合前にコロナ陽性判定を受け、ファン投票で選出された球宴も辞退。桑田投手チーフコーチは3日阪神戦後に「(復帰を)慌ててケガしてシーズンを棒に振ることだけは避けたい。最速を目指しつつ、しっかりとステップを踏んでいくことを考えています」と説明したが、実戦形式のマウンドで調整ペースが上がり、今週中にも1軍に合流する見通しとなった。

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