阪神が両軍で29安打が飛び交う4時間4分の乱打戦を制した。3点を追う5回にはアデルリン・ロドリゲス内野手(30)の2号2ランとメル・ロハス・ジュニア外野手(32)の6号ソロと2者連続アーチで追いつき、8回には島田海吏外野手(26)の適時二塁打などで2点を勝ち越した。試合後の矢野燿大監督(53)の一問一答は以下の通り。

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-8回は島田がいいところで打った

「島田っていうか、今日はみんなでしょ。誰かがどうっていうことじゃなくて、全員が、昨日の試合の展開から、今日の試合の流れを考えたら、よう勝ってくれたし。1勝以上の価値がある1勝だと思うんで。誰かがどうっていう…、みんなが頑張らんと勝てない試合だから。全員がヒーローだと思う」

-劣勢のなかで、助っ人2人が活躍

「そうやね。あっこはね、いいホームランで。ちょっと向こうの流れになりかけて、こっちに呼び戻すっていうようなね、ホームランだったし。ジュニアのホームランも、あっこでホームラン打ってくれたらってね、誰もが思うような場面で同点のホームランやったから。相手に与える影響もあったと思います」

-同点の7回には1死一、二塁で二塁手の糸原が好守

「健斗(糸原)もよういったしね、俺もいっぱいありすぎて、何がどうってちょっとあれやけど、止めるだけでもナイスプレーやのに、アウトにしてくれたっていうのが、もっと大きかったし。あれもめちゃくちゃでかいプレーやったし。サダ(岩貞)も粘ってくれたしね」

-梅野の状態が上がり下位打線に厚みが増してきた

「まあまあ、もちろん、下位から上位に回れば1点じゃなくて、2点、3点ってチャンスが広がるんで、得点能力っていうのはウチの課題のひとつでもあるんで、全員で点を取るというところでは、リュウ(梅野)もそうやし、外国人のそういうところが打ってくれるっていうのが、得点力が上がる要素になっていくんで」

-継投パターンの変化は、連投状況を鑑みてか

「うんうん、優(岩崎)は今日使う気なかったんで、そういうところではケラーも最近いいボールを投げていたし。1回、こういうところで本当はコロナ(感染で離脱)じゃなかったらもうちょっと早い時でもそういうことを考えてはいたんだけど、まあそれくらいいいボールになりはじめているので。優も昨日頑張ってくれて、今日もというわけにはちょっといくね、ちょっと休む方がいいなと思って使うつもりはなかった。そういう流れの中でまた、ケラーもしっかり行ってくれたのはまたこれプラスアルファの要素ができて、いろんなオプションも使えるし」

【ニッカン式スコア】7日の広島-阪神戦詳細スコア