ロロ弾出た~。阪神の新助っ人ロドリゲスとロハスが初アベック弾となる2者連続アーチで3点差をはね返し、広島との打撃戦を競り勝った。

3点を追う5回だった。2死一塁で6番ロドリゲスが広島遠藤の初球、甘く入った120キロスライダーを完璧に捉えた。バックスクリーン左の中段に突き刺す特大2号2ラン。「しっかりといいスイングができたし、打った感触も良かった。ロハスも続いてくれて、2人でチームの力になれて良かったよ」と笑った。

続くロハスは内角低め137キロ直球を振り抜き、右翼スタンドへ高速ライナーで6号ソロをたたき込み同点に追いついた。ロハスは「目の前であんなに素晴らしい本塁打を打ってくれたから、続きたいと思っていた。アベック弾を打てて最高の気分だね」と2人で喜びを爆発させた。助っ人による2者連続弾は、20年10月のサンズ、ボーア以来だ。

7月のロドリゲス加入後は一緒にノックを受けるなど、常にコンビを組んでいる。ロドリゲスは「毎日、試合中はもちろん野球の話をしながら。野球以外の時も仲良くしているので、いろんな話ができて、自分にとってはいい友達、いい存在」とロハスに感謝する。コロナ陽性で大山が不在の中、助っ人コンビが打線の軸となり穴を埋める。【石橋隆雄】

▼ロドリゲスとロハスが2者連続本塁打。阪神の助っ人2人が本塁打を打ったのは、21年5月25日ロッテ戦(甲子園)以来。マルテが2ラン、サンズがソロだった。連弾となると、20年10月8日広島戦(マツダ)で6回にサンズとボーア(ともにソロ)が打って以来。

▼ガンケル、ロドリゲス、ロハスがそろって打点。阪神で助っ人3人が同じ試合で打点を挙げたのは、20年6月27日DeNA戦(横浜)以来。マルテが1打点、ボーアが1打点、サンズが3打点だった。

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