2位阪神が今季9度目のサヨナラ負けを喫した。9回2死一、三塁で、4番手の加治屋蓮投手(30)が代打大田に左前にサヨナラ打を浴びた。

試練をはね返せなかった。不動の1番打者、中野拓夢内野手(26)がこの日、新型コロナウイルスの陽性判定で出場選手登録を抹消された。同じく陽性の大山悠輔内野手(27)に続く主力の離脱となった。

即席でオーダーを組み替え、代替の選手たちが踏ん張った。今季6度目のスタメンに入った陽川尚将内野手(31)が2回、先制の中前打。中野が守ってきた遊撃で先発した8番木浪聖也内野手(28)も適時中前打で続いた。陽川は約4カ月ぶりの先発起用に応えた。

打順には大きな変化があった。3番に固定され、打線をけん引していた近本光司外野手(27)が1番に入った。それにともない、新途中加入のアデルリン・ロドリゲス内野手(30)が来日初の3番に。新打線で幸先よく先制したが、DeNA今永昇太投手(28)が尻上がりに調子を上げ、終盤は阪神ブルペン陣とのしのぎ合いになった。

先発はハーラートップ12勝の青柳晃洋投手(28)だった。6回に2点目を失って同点とされた。球数が116球になっていたことで7回からマウンドを譲った。守備のミスがからんだため自責点は1。昨季から7連勝中と得意のDeNAに対し、粘って試合を作ったが、昨季のキャリアハイに並ぶ13勝目は逃した。

阪神ニュース一覧はコチラ>>