DeNA今永昇太投手(28)が、9回2失点の完投で今季6勝目を挙げた。

前回対戦で投げ負け「日本一のピッチャー」と評する阪神青柳との同学年対決。2回に2点を先制されながら、3回以降は1安打無失点と沈黙させ、サヨナラ勝利を呼び込んだ。チームでは自身がノーヒットノーランを達成した6月7日の日本ハム戦以来の完投。113球にも「あと2回くらい、いけた気がします」と頼もしかった。

心をコントロールし、3回以降の安定した投球に結び付けた。「自分を窮屈にしないようなマインドで投げられた」。この日は捕手が嶺井から戸柱に変わって、また違った配球を駆使しながら、今季2戦2敗だった阪神にリベンジした。大田と上がったお立ち台では「左の内転筋に素晴らしいオーラを感じた」とニヤリ。大田から「僕の打撃フォーム、クセが強すぎるんで」と絶妙な返しを受け、スタンドを沸かせた。

【ニッカン式スコア】9日のDeNA-阪神戦詳細スコア