DeNAが、15年以来となる球団タイ記録の横浜スタジアム11連勝を達成した。

同点の7回2死一塁、嶺井が決勝の5号2ランをマーク。石田は7回1失点の好投で4勝目を挙げた。投打がかみ合って、同一カード3連勝で貯金は今季最多の3に増えた。嶺井は「石田が前回のカープ戦が中止(ノーゲーム)になって、寂しそうな顔をしてたので、何とか勝たせてあげたかった」と思いを込めた。

反撃の口火を切ったのは佐野だった。1点を追う4回1死、阪神才木の直球を右中間席に運んだ。「風と応援に乗ってくれて、良かったデスターシャ!」。この日は「キッズスターナイト」が開催され、観戦に訪れた子どもたちに豪快な1発を届けた。3冠王を視野に入れるヤクルト村上と打率でハイレベルな争いを繰り広げる中、マルチ安打で3割2分6厘に上昇させ、トップをキープした。

限定ユニホームの不敗神話も継続させた。今季は、6月28日からの阪神3連戦で着用したサッカーJ1横浜とのコラボユニホームで3連勝。この日、着用した球界初の襟付き開襟シャツ型ユニホームでも5連勝した。三浦監督は「験の良いユニホームをもっともっと出していけるように頑張ります」と笑顔。最大17・5だった首位ヤクルトとの差を7に縮め、12日から直接対決に挑む。【久保賢吾】

▼DeNAが本拠地の横浜スタジアムで6月28日阪神戦から1分けを挟んで11連勝。横浜スタジアムで11連勝は06年6~7月、15年4~5月に次いで3度目のタイ記録。大洋時代の川崎球場では10連勝が最多で、同球団にとっては本拠地球場連勝としても3度目のタイ記録。ちなみに、本拠地球場連勝のプロ野球記録は65年南海が大阪球場、80年広島が広島市民球場でマークした19連勝。

▽DeNA石田(7回1失点で今季4勝目)「嶺井さんのホームランと佐野キャプテンのホームラン、野手のみなさんのおかげで勝てたと思います」

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