中日が「棚ぼた決勝点」で3連勝を決めた。同点の9回1死一、三塁で、代打木下はカウント1-2から3バントスクイズを仕かけたが高めに外され失敗。しかし捕手が捕れずに勝ち越し(記録は重盗)、03年以来の京セラドーム大阪での阪神3連戦3連勝で、対戦成績を10勝10敗に戻した。試合後の立浪監督の一問一答は以下の通り
-9回にスクイズ失敗も1点を勝ち取った
「当たらんぐらいに高く投げてくれてね。いい風にいっていて、(5回に)一挙に3ランで追いつかれた。こうやって粘って勝てたのは非常に大きいのかなと思う」
-3バントスクイズは珍しい
「空振りも覚悟で1点をここで取らないと勝てないので。結果は相手のミスだが、結果が大事」
-木下を代打に送った時点でスクイズも想定
「打たすつもりでいった。何とか打ってほしかったが、2ストライク目のファウルが、だいぶ差し込まれていた。バントならストライク付近なら決めてくれるかな、という願いを込めて(サインを)出したんですけど」
-スクイズ絡みで2試合連続決勝点
「出ているメンバーからしても、クリーンアップが打てないと、点取れないという状況。苦しい時も何とかそういう形で、今年の残り試合も、来年以降もやっていかないといけない」
-昨季から4戦4敗の苦手ガンケルを攻略
「阪神のチーム状況もあるが、今日は4点も取れた。いつも手も足も出ない、苦手な投手を1人ずつでも克服できればと思う」
-ガンケル攻略に徹底させたのは
「基本は積極的にいった。立ち上がりは、低い球で走者を出してもゴロで打ち取れる投手で制球もいい。今回は真ん中付近、甘め球は積極的にいくしかないと思っていて。今日はうまくいったが、あんまりかもにされないように点取っていかないと」
-初先発の橋本も4回までは好投
「良かったが、勝ちの5回を意識したのかどうか。あそこ(5回)の本塁打だけがというところ。1つ課題として。ボールの力もあったし、変化球も良いものを持っている。またチャンスはあると思う」
-阪神戦は10勝10敗の五分に持ち込んだ
「甲子園で1個しか勝っていない。うちはビジターで強くならないとという課題がある。また頑張っていきたい」