阪神藤浪晋太郎投手(28)が7回を6安打5奪三振無四死球で1失点と好投し、433日ぶり、先発時に限れば491日ぶりの勝利を挙げた。巨人戦での白星は16年4月5日以来、6シーズンぶりだ。阪神の開幕投手のシーズン初勝利がチーム114試合目になったのは球団史上最も遅い。これまでは01年星野伸之の99試合が最遅だった。

立ち上がりから制球が安定。2回1死一、二塁、4回無死二塁、5回無死二塁のピンチを落ち着いてしのいだ。5点リードの6回に3番丸の右中間ソロで失点したが、丁寧にゲームを作った。2戦連続の無四死球で、7回を108球でまとめた。

「調子自体はそこまで良くなかったのですが、なんとか1イニングずつ粘りながら投げることができました。序盤から点を取って、楽に投げさせてくれた野手陣に感謝したいです」

今季は2年連続で開幕投手を任されながら、新型コロナウイルス感染の影響もあって白星から遠ざかっていた。1軍先発復帰戦となった6日広島戦は7回途中2失点。前回13日中日戦は7回10奪三振1失点。ともに快投しながら今季初勝利を逃していた。

【関連記事】阪神タイガースニュース一覧