DeNAは、投打ががっちりかみ合って、広島に同一カード3連勝し、球団記録をさらに更新する横浜スタジアム17連勝を飾った。チームは7連勝した19年7月19~27日以来の6連勝を達成し、貯金を今季最多の9とした。

投打で勝利に貢献したのは、先発の京山だった。7月3日のヤクルト戦以来の先発マウンドで、7回途中無失点と好投し、先発では今季初勝利を挙げた。

バットでは1点リードの2回2死から、広島大道の144キロの高めの直球を強振。ハマスタ連勝中の勢いが乗り移ったかのように打球が伸び、左翼席最前列に飛び込んだ。

プロ6年目、通算79打席目の初アーチは自身2安打目で、野手も驚きの表情を浮かべながら、お祭り騒ぎだった。

京山のプロ初アーチに闘志を燃やしたのは、同学年の4番牧だった。2点リードの3回2死。3試合連続のアーチで2年連続の20本塁打を達成した。新人から2年連続の20本塁打は、球団史上初で、5年連続を記録した91年の石井浩郎(近鉄)以来だった。

前回、日本一を達成した98年生まれの2人が、スタンドを沸かせ、ハマスタ連勝記録を更新し、最大17・5差だった首位ヤクルトに4ゲーム差に迫った。