2戦連続完封負けを喫していた阪神が序盤から主導権を握り、連敗をストップ。借金を2に減らした。

先発西純矢投手(20)が6回4安打無失点の好投とマルチ安打と投打の活躍で5勝目を挙げた。立ち上がりに1死一、二塁と先制のピンチを招いたが、4番牧を一邪飛、最後は宮崎を三ゴロで仕留めた。1点リードの3回には2死から楠本に左中間二塁打、佐野に四球を与え一、二塁としたが牧をスライダーで空振り三振を奪い、気迫の投球を見せた。バットではプロ初のマルチ安打を記録し、チームに貢献した。

中継ぎでは、ここまで守護神として支えてきた岩崎優投手(31)が今季初の7回に登板。2死満塁と最大のピンチを背負ったが、佐野を捕邪飛とし、0点で抑えた。

打線は初回に20イニングぶりに得点を奪った。中野拓夢内野手(26)と近本光司外野手(27)が内野安打で出塁。2死二、三塁から大山悠輔内野手(27)が四球を選び2死満塁でメル・ロハス・ジュニア外野手(32)が2球で追い込まれながらも粘って押しだし四球を選び、1点を先制した。3回無死一塁で大山悠輔内野手(27)が左越え適時二塁打で2点目を追加。糸原健斗内野手(29)も適時打を決めるなど、一気に3点を奪った。

この日は3年ぶりに公式戦入場者数が200万人を突破。節目の試合で勝ち星をつかみ、26日からバンテリンドームで中日との3連戦に臨む。

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