広島は勝てば4位浮上の一戦を落とした。3点ビハインドを一時は追いついたが、中継ぎが競り負けた。

 

■玉村6回3失点も2勝目ならず

 

先発マウンドには4月7日の同戦で今季唯一の白星を挙げていた玉村昇悟投手(21)が上がった。

1回、連打と四球などで2死満塁とるすと若林晃弘内野手(29)に左越え適時二塁打を放たれ、3点先制を許した。しかし、以降は立て直した。降板した6回まで5つの「0」を並べ、6回3失点。勝ち負けこそつかなかったが、先発として最低限の役割を果たした。

 

■一時は3点差を追いついたが

 

1-2と2点を追う3回にライアン・マクブルーム内野手(30)の15号ソロと磯村嘉孝捕手(29)の適時二塁打で同点に追いついた。

 

■2番手森浦、勝ち越し許し4敗目

 

同点の7回、2番手森浦大輔投手(24)がつかまった。先頭小林誠司捕手(33)に左前打を浴びると犠打で1死二塁を背負った。続くゼラス・ウィーラー内野手(35)に左前適時打を許し、勝ち越し点を献上した。結局、この1点が決勝点になり、森浦は4敗目となった。8月に入ってから6戦で防御率6.00と安定感を欠いている。

 

■坂倉は試合終了時でセ最多タイの安打数

 

「5番三塁」の坂倉将吾捕手(24)は今季6度目の猛打賞。試合前時点で今季126安打でリーグ4位だったが、3安打で129安打に伸ばし、リーグトップに躍り出た。広島の試合が終了した時点で、阪神中野拓夢内野手(26)に並んでリーグ最多となった。

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