オリックス水本監督代行の初戦勝利はならなかった。中嶋監督が新型コロナウイルス陽性判定を受け、急きょ指揮。その初戦に西武戦7連勝中のエース山本を先発に立てたが競り負けた。7回に山本が山川に同点ソロを浴び、延長10回に近藤が代打栗山に決勝犠飛を許した。「監督がいないときに、勝ちたかったというのが一番の気持ち」と水本代行は深く息をついた。

初回無死一塁、2回1死一塁、7回1死一塁と足で攻めたが、西武バッテリーに阻まれた。「根拠がある中でやっている。動いて動いて、その中で失敗したことは反省しないとあかんと思います」と振り返った。

反攻を狙うシーズン終盤、非常事態のチームを託された。「僕自身も、勝つことに対してのプレッシャーを感じている部分が少しあったのかな」。首位ソフトバンクとのゲーム差が3に拡大し、再び自力優勝が消滅。待ったなしの状況で上位チームを追いかける。

▽オリックス吉田正(4回に一時同点の適時三塁打で12日ソフトバンク戦以来の打点)「いいところに打球が落ちてくれました」

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