巨人が終盤に粘りをみせて追いつくも、広島に突き放されて連勝が2でストップした。

2週間前にプロ初勝利を挙げた直江大輔投手(22)が先発も坂倉、西川のソロなど2被弾し、4回途中3失点でKO。「先発として長いイニングを投げないといけなかったのですが、早く降板してしまいチームに申し訳ないです」とコメントした。5回には2番手鍬原が矢野にソロを浴びてリードを広げられた。

8回に岡本和の2点適時打で同点に追い付くも、直後にクロールが代打菊池涼に決勝適時打を許すなど2失点し、広島に競り負けた。

桑田真澄投手チーフコーチ(54)の一問一答は以下の通り

■「なってくれたアウトより、狙ってとったアウトを」

-直江はボールが高めに浮いた

得点してくれた後に失点するというね。全体的にボールが高いということと、取ったアウトよりもアウトになってくれたアウトの方が多いんですよね。前回も結果的にはいいピッチングをしてくれたんですけど、内容がアウトになってくれたのが多かった。プロの世界で1つでも多く勝っていくには、狙ったところに投げてアウトに取る。狙ったところよりも甘いところにいって、アウトになってくれたアウトは反省するべきであって、普段からフォームを改善して、しっかり狙ったところに投げられるようにしていってもらいたいです。彼にもそういったことを話しました

■制球改善指令

-今後は

1回抹消したいなと思っています。前回も結果はよかったですけど、僕は結果と内容、プロセスを両方みている。両方がうまく並行してこないと、なかなか安定したピッチングはできない。抹消してコントロールを改善してもらいたいなと思います

■大勢3連投解禁は?

-2連投中の大勢がベンチ入り。今後は3連投もあるのか

個人的には3連投は避けたいと思っています。1年目ですからね。ただ、状況に応じてということで、今日はベンチには入っていたんですけどね。

 

○…岡本和が5番で存在感を示した。2点を追う8回2死満塁、広島松本のフォークを捉えて左前への2点適時打とし、一時同点に追い付いた。一塁ベース上で右拳をベンチに向かって掲げた主砲は「2点負けている状況だったので、何とかランナーをかえしたいと思っていました。タイムリーが打てて良かったです」と、4試合ぶりの適時打を振り返った。原監督も「良かったと思います」と話した。

○…踏ん張りきれずに接戦を落とした。4回は中田の2ランの直後に先発直江が西川のソロなど3連打を浴びて降板。8回は岡本和の2点適時打で追いついたその裏、クロールが失策も絡んでの2失点で勝負あり。3連勝を逃した原監督は「点を取った後のイニングだよな。もう少し粘りをみせながらね、投手も含めて守りというところでしょうね」と振り返った。

▽巨人直江(3回0/3を5安打3失点でKOされ、2軍での再調整が決定)「先発として長いイニングを投げないといけなかったのですが、早く降板してしまいチームに申し訳ないです」

◆巨人 花田侑樹投手(19)が陽性判定を受けたと発表。この日に喉の痛みの症状があり、SmartAmp-PCR検査を受けて判明した。濃厚接触者はいない。

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