阪神が8回に大山悠輔内野手(27)の23号ソロで苦手広島との接戦を制した。先発青柳晃洋投手(28)は雨で開始が45分遅れる中、7回4安打無失点と力投した。試合後の矢野燿大監督(53)の一問一答は以下の通り。

 

(テレビインタビュー)

-8回に待っていた大山の1発が出た

「そうですね、2死になってね、カウントも3ボールになりましたし。僕も思っていましたし、ファンの皆さんもね、もうホームランしかないだろうというところで、見事に打ってくれました」

-ベンチから見てどうだったか

「角度は良かったんですけどね、いつもの浜風じゃなかったんで、どうかなと思いましたけど。悠輔はちょっといい感触があったんで、悠輔を見ていると行ったんかなと思いました」

-本当にいいところでの1発

「そうですね、もうホームランしかないというところで、はい。悠輔らしい、いいホームランでした」

-雨の中、先発の青柳もよく粘って7回無失点

「球の勢いもありましたしね、ここ最近球数が多いっていうところはもちろんあるんですけど。でもこの雨の中、難しい状況の中ね、競っている中で、あそこまで行ってくれたっていうのは本当にヤギの投球が素晴らしかったですし、だからこそね、勝ちを付けてあげたかったですね」

-その後は鉄壁のリリーフ陣、9回はケラーに任せた

「いやまあ、今のところね、一番後ろはケラーで行こうということになっているんで。そういうところでは落ち着いて投げてくれたかなと思います」

-前回は岩崎を7回に登板させ「岩崎ー湯浅ーケラー」の並びも見えてきた

「まあその、(岩崎)優に関してはちょっと、どこでどうかというのはちょっと今決めていないような状態なんで。今後、いろんな考えの中から選択していきます」

-残り21試合、甲子園で15試合、激しい順位争いが続く

「そうですね。残り試合を甲子園でたくさんできるというのは、僕らにとってプラスだと思いますし、今日もこんな雨の中、たくさんのお客さんが来てくれたんで。本当に感謝の気持ちでいっぱいですし、勝ちで何とかスタートできたんで、明日以降も甲子園で勝つ試合をみなさんに届けていきます」

 

(囲み取材)

-カウント3-0からの1球を振りに行った

「振りに行くのはもう、当然。悠輔で振らないなんて。他のメンバーでも“待て”のサインなんて出すわけないんだから、振って当たり前でしょ」

-それを本塁打にした

「それがすごいよね。振りに行くことはできてもね。もちろん、悠輔だって本塁打と思って打ちに行っているだろうし、力みとかいろんなことが出る中で、一発で仕留めたというのは、もちろん簡単じゃないというのは重々分かっているんで。見事な本塁打やったし。悠輔もその前のチャンスで打てなかったっていう思いもあったと思うのでね。そういうのもすべて含めてね、あそこで一発で仕留めたのは見事でした」

-青柳は雨で45分開始遅れもありながら。何か声掛けは

「まあヤギはもう慣れているし、どうこう言うことは別にないし。ブルペンに行って、また自分で調整っていうか、試合始まるっていう準備をしていたんで。もうそういうところも落ち着いてやれるピッチャーなんで。心配はしていなかったです」

-この1戦に懸ける気持ちが出ていた

「うんまあ、その気持ちはいつもヤギは出てるし。それとパフォーマンスを一致させるっていうところっていうのは、結果が出なかったときには力みすぎって言われちゃうだろうし。気負いすぎって言われちゃうだろうし。気持ちを入れながらパフォーマンスをしっかりしたものを出すっていうのがやっぱり、ヤギの成長とか経験というか、まあ、そういうものが気持ちを入れた中でもね。また、こんなイレギュラーな形での雨の中断がありながらでも、そういうことができるっていうのは、まあ、ヤギの成長とすばらしさだと思います」

-最近は球数も多かったが、夏場での変化というものは

「まあまあ、ここまで来たらみんな疲れているし、バッターだって目が慣れているし、どういう配球をしてきてというものを一通り見た中で対戦していくっていうのはやっぱり、普通に考えればそういうふうになっていく傾向にあると思うので、それはもう、ある程度仕方のないというか、そいううところも含めて。まあ、その中でもまた今日は三振っていう形がちょっとあったけど、それよりもその間にどうやって打たせていくかみたいな投球ができるようなったら球数は減るのかなと思うけど、まあ、簡単ではないけど」

-7回無死一塁で青柳を打席に立たせてバントを決めたかった

「ちょっと早めに勝負にいって選手がいなかったので、バントならヤギにいってもらおうかなと」

-ケラーは

「落ち着いて投げてるし、ボールもいいボールがいきだしているとだいぶ前からこっちも思っていて。優(岩崎)との関係のなかで現状はケラー1人で行くと思っていたので。なかなか1点差というところはしびれる登板になったけど、落ち着いて3人でいけたというところでは今後ね、チームが落ち着いていけると思うし、ケラー自身もまたいくぞという気持ちになってくれると思う。そういう意味でもいいゲームができたかなと思います」

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