阪神が打ち合いを制した。2連勝で3カードぶりの勝ち越しを決めた。

同点の7回、1死満塁からメル・ロハス・ジュニア外野手(32)が右犠飛を放って勝ち越した。

打線を引っ張ったのはこの日も大山悠輔内野手(27)だった。前日30日、決勝弾を放っている5番打者は、0-1の4回1死一、二塁から左中間を破る同点二塁打。木浪聖也内野手(28)の遊撃内野安打で1点勝ち越し、梅野隆太郎捕手(31)にも2点中前打が飛び出した。打者一巡で4点を奪って九里亜蓮投手(30)をKOした。

直後の5回4失点で再逆転されたが、今度も大山の一打で追いついた。その裏2死から佐藤輝明内野手(23)が右前打で出塁。今季10個目の盗塁を決め、大山がこのチャンスで中前にしぶとくはじき返した。

先発の伊藤将司投手(26)は5回5失点とピリッとしなかった。3回に先頭への四球から失点。打線が4-1と逆転に成功した直後の5回には3ランを浴びるなど4失点で再逆転を許した。打線がすぐに追いついたため勝敗はつかなかった。

6回以降は岩崎優(31)、浜地真澄(24)、湯浅京己(23)、カイル・ケラー(29)と無失点でつないで逃げ切った。

【ニッカン式スコア】31日の阪神-広島戦詳細スコア