今秋ドラフト候補が集結したBCリーグ選抜が、7-5で巨人3軍に勝利した。NPB5球団のスカウトの前で、選手たちがアピールした。

最速154キロ右腕のBC群馬・西浜勇星(ゆうせい)投手(19=関東学園大付)は、4回に登板。1イニングを3者凡退に抑えた。全10球のうち、変化球はスライダー1球のみ。一ゴロ、右飛で、最後は巨人・勝俣から147キロ直球で見逃し三振を奪った。「楽しく投げようと思っていた。しっかりゾーンで勝負できて、持ち味は出せたと思う」と話した。

関東学園大付3年の際にプロ志望届を提出したが、指名漏れを経験。当時から体重は10キロ増で最速も5キロアップ。今年のドラフトにかけるため、昨オフは両親のサポートを受けてバイトなどはせず、練習に時間を費やした。感謝の気持ちを胸に「高校生の時から行きたかったけど、いけなかった。今年は自分の中でもチャンスだと思っているので、絶対に(プロに)いきたいです」と話した。

視察したDeNA河原スカウティングディレクターは「腕が振れていて、いい直球を投げていた。いいところに決まっていたし、ラインが出ていた」と評価した。