今秋ドラフト候補が集結したBCリーグ選抜が、7-5で巨人3軍に勝利した。

NPB5球団のスカウトの前でアピールした。

BC茨城の渡辺明貴(あき)投手(22)は、自己最速を更新する152キロをマークした。8回に登板し、151キロ直球で左飛、148キロで空振り三振を奪い、最後はフォークで遊ゴロに仕留め、1イニングを3者凡退。「持ち味の直球はいつも通り調子がよかったので、そこはよかったかなと思います」と話した。

高校では野球部に入らずクラブチームでプレーするも、17歳で独立リーグ入り。韓国や米国でのプレー経験もある。今年にかける思いは強く「今年で(プロに)入れなかったらやめるつもりなので。やれることはすべてやってきました」と話した。

BC信濃・鈴木駿輔投手(23)は、3回に登板。1イニングを1安打無失点に抑えた。聖光学院から青山学院大に進学も、中退して独立リーグ入り。今季から信濃に加入した元オリックスの荒西祐大投手(30)からアドバイスを受け「投手として大きく成長できた。1年間通じてタイトルも3冠獲得できて、荒西さんの一言一言で大きく変わったので、すごく自信の持てるシーズンになりました」。

昨オフは、すしの宅配のバイトを経験。NPB入りを目指す独立リーガーとプレーし「目標を絶対にかなえるんだとストイックになれる。BC選抜で自分よりストイックな選手もいる。そういう選手と会話するのも楽しかった」と振り返った。