「村神様」が「世界のホームラン王」に肩を並べた!!

ヤクルト村上宗隆内野手(22)が55号3ランを放ち、日本選手最多となる64年王貞治(巨人)のシーズン55本塁打に並んだ。5点を追う9回2死一、二塁、巨人大勢から左中間席へたたき込んだ。4回には巨人菅野から54号ソロ。1試合2本以上のマルチ本塁打は今季12度目となり、11度で並んでいた85年バース(阪神)、85年落合(ロッテ)、13年バレンティン(ヤクルト)を上回る日本記録となった。試合後の村上の主な一問一答は以下の通り。

 

-55号の気持ち

感触はバッチリでした。しっかり芯で捉えていた。(当たった瞬間)入ったかなと思いました。

-追い上げムードの中でどんな意識で打席に

強い打球を打つことを意識しながら立ちました。(大勢は)真っすぐが強い投手。振り負けないよう、タイミングを合わせて振りにいこうと決めていました。

-王さんに並んだ

並べたことは本当にすごく光栄ですし、うれしいこと。タイ記録ですけど、僕1人の力では達成できない記録でした。まずはこうして丈夫な体に産んでくれた両親に感謝して、支えてくれた周りの方にしっかり感謝したいなと思います。

-6、7、8月と本塁打を量産。つかんだものは

いろいろ試行錯誤して野球と向き合いましたし、自分の打撃と向き合いながら取り組んだので、その成果として、たくさんホームランが打てている。

-自信はあったか

ここ最近、感覚的にもすごく良くなかった。それでも自分の中で打撃フォームだったり、どういう意識でいけばいいかと、しっかり考えながら打席に立って。今日の1本のホームランで少し、こういう感じかなと吹っ切れた感じがしました。今日はちょっと自信を持って打席に立てました。

-ボールが止まって見える、縫い目まで見えるなどの感覚はあるか

止まって見えるというか、しっかりタイミングを取れて、タイミングを合わせて、ボールを打ちに行けてることが全てと思います。

-次の目標は

次は56本目を打ちたいなと思いますし、次へ次へと、しっかりホームランを打てるように頑張りたい。

-今年の思い出に残るホームランは

今年は終わってないんで。これからもっとホームランを打てると思いますし、終わった時に振り返って、このホームランが良かったなというのは考えたい。とにかく今はシーズンを完走して、優勝できるように頑張りたい。

-54号は初球を完璧に。狙いは

狙いというより、しっかり自分の打撃フォームを意識しながらじゃないですけど。こういうふうに打とうと決めて、初球からスイングすることができました。

-菅野から初本塁打

常に抑えられているんで、もちろん1本くらい打ちたいなと思ってました。やっぱりすごいピッチャー。これからも打てるように頑張りたい。