背水の戦いで、西武平井克典投手(30)は苦しい投球になった。先発で3回を6安打4失点。修正できないまま4回からスミスにマウンドを譲った。

2回は無死一塁から安田に右翼席へ2ランを浴びた。与えたくなかった先取点を1発で許した。さらに3回。再び安田に快音を食らった。2死満塁から中前の2点適時打。無死満塁から2死までこぎ着けたが、粘りきれなかった。

「2、3回と先頭打者を出してしまい、良いリズムを作ることができませんでした。全体的に後手後手な投球になってしまったことが今日の反省点」。ロッテ打線は積極的に振ってきた。「それを逆手にとって、入り球などを、もうひとつ慎重に投げることができれば良かった」と反省の弁が続いた。

前日14日にはソフトバンクに痛すぎる3連敗を喫した。首位ソフトバンクとのゲーム差は3に拡大していた。残りも10試合を切った中、優勝争いに踏みとどまるためには、何としても負の流れを食い止めないといけない試合だった。しかし、序盤に失点を重ねてしまった。