ヤクルト村上宗隆内野手(22)と阪神藤浪晋太郎投手(28)の真っ向勝負に、満員の甲子園がざわついた。

2回のヤクルトの攻撃。先頭で村上。最初の勝負が巡ってきた。

初球は外角にスプリットが浮き、ストライク。

2球目、3球目と155キロが続けて高めにいき、2ボール。

4球目、内角に154キロが決まり、見逃しストライク。

5球目、またも内角への直球。155キロはボールになった。

内角への直球を続ける藤波。フルカウントから、捕手梅野のサインに首を振った。ミットは内角だったが、逆球となり、外への154キロはファウルとなった。

最後の7球目も内角への155キロ。これを村上が引っ張る。ライナー性の当たりが右翼へ一気に伸びていった。歓声が起きる。入れば、日本選手最多となるシーズン56号本塁打。が、佐藤輝がフェンス手前でジャンプしながら捕球した。

力と力の勝負。野手の好プレー。しばらくの間、ざわつきが続いた。

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