“鳥”に負けるな-。オリックスが異例のハプニングをはね返して4連勝を飾った。6回の攻撃中に鳥の大群が襲来し、21分間中断。照明を落とすなど異様なムードになったが、再開直後に得点に成功した。同点の8回に吉田正尚外野手(29)の20号決勝ソロで接戦を制した。ソフトバンクも勝ったため首位奪取はならなかったが、0差で食らいつく。昨季王者が連覇に向けて止まらない。

◆鳥の中断 17年8月30日、Koboパーク宮城での楽天-西武戦の8回表が終わり、降雨で中断。中断中から鳥の大群が飛来すると、グラウンド整備が終わっても事態は変わらず。花火を鳴らして照明を落とすなどして、降雨も含めて1時間3分も中断した。他には58年9月13日巨人-大洋戦(後楽園)で7分、59年9月2日大毎-東映戦(後楽園)で9分、71年4月29日広島-中日戦(広島)で9分、76年6月4日南海-太平洋(大阪)が8分、渡り鳥の襲来で中断している。