首位ヤクルトが、助っ人トリオの活躍などで中日を逆転で破り、DeNAが敗れたため優勝マジックを「4」に減らした。

3回に先発石川が2点を失うが、直後の4回。先頭村上が3試合ぶりの安打を右前に放って足がかりを作ると、続くオスナがフェンス直撃の中越え二塁打で、無死二、三塁とチャンスメーク。ここで6番サンタナが、中日先発松葉の3球目を捉え、右翼席最前列へ15号逆転3ラン。8月31日巨人戦以来となる1発に「点を取られた直後で、チャンスで回ってきたので何とか取り返したかった。久しぶりのホームラン、キキモチイイ」と喜んだ。

さらに5回無死二塁では「2番左翼」で先発のキブレハンが、松葉から適時二塁打を放ち1点を追加。「バッティングカウントだったので、狙い球を絞って一発で仕留めることが出来ました」と振り返った。

打線は8回にも長岡の犠飛、代打川端の内野安打などで2点を奪い、リードを広げた。

石川は3回以降は立て直し、6回途中4安打2失点で降板。ベテランらしい粘り強い投球で中盤までゲームメーク。リリーフ陣がリードを守り、バンテリンドーム最終戦を白星で飾った。

▼ヤクルトの優勝マジックナンバーは4。早ければ明日23日にも、92、93年以来となる球団史上2度目のリーグ連覇を達成する。23日に優勝が決まる条件は、ヤクルトが22日中日戦、23日DeNA戦に○○の場合、DeNAが22日巨人戦に△か●。ヤクルトが22日から△○の順でも、DeNAが22日●なら決まる。

▼村上が今季23度目の故意四球。ヤクルトでは95年オマリーに並ぶシーズン球団最多となった。故意四球のシーズン最多記録は74年王(巨人)の45。