<関西6大学野球:大商大5-2大経大>◇第4節1回戦◇22日◇わかさスタジアム京都

今秋ドラフト候補の大商大・伊原陵人投手(4年=智弁学園)が22日、3カ月ぶりの実戦で好投した。

蓄積疲労で6週間のノースロー期間をへて6月下旬の関西オールスター5リーグ対抗戦以来の登板。2回に1点を失ったが5回は内角速球も駆使して3者連続奪三振。5回1失点を「力加減は7、8分。しっかり伸びのある球を投げるのを意識した」と振り返った。2500回転近いスピンの利いた速球のキレを生かし、多彩な変化球を用いる。富山陽一監督(57)は「回転数も高い。軌道修正できる。対応力もある」と評した。11球団21人のスカウトが視察し、阪神は畑山統括スカウトら最多の5人態勢だった。