ロッテ角中勝也外野手(35)が今季1号3ランと2二塁打で、もう負けられないチームに勢いをトリ戻した。

20日のオリックス戦(ZOZOマリン)では試合中に鳥の群れがグラウンドに襲来し、試合が中断。しびれを切らしたか、バットを持った角中が追い払いに行くひと幕が話題になった。

鳥を追い払うために、場内の照明の多くが落とされ、観客にもスマートフォンのライトを落としてほしい旨の協力アナウンスも流れた。そんな中での舞台裏を角中が回想する。

「ベンチ裏で見ていて、二塁後ろにいるのは分かっていたので。行ったら面白いかなと。裏で佐々木朗希と二木と何人かでいて、朗希がいきなり『これ、明るくなった瞬間に何人か守備ついてたらめちゃくちゃ面白いですね』って言って。そういう面白いことしたろかな、と思って」

バットを持って行った理由は「最悪、襲われたら」と自己防衛用だったと代表取材に明かした。

ベテランも初めてだったという、本拠地への鳥の襲来。「さすがにあの状況で行ってびびってたら恥ずかしいけど。内心、ちょっとオレんとこ来んなよと思ってましたけど」。鳥がもたした効果については「いや、ないでしょ」と笑いながら「普段連絡来ない人から連絡来ました」。3安打のヒーローは、犬がデザインされたシャツに着替え、笑っていた。【金子真仁】

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