DeNA宮崎敏郎内野手が、3試合連続の14号3ランを放ち、打線に勢いを与えた。0-0の1回2死一、二塁、1ボールからヤクルト大西の146キロを宮崎らしく、右翼席に運んだ。「シュートを自分のスイングで捉えることができました。先制点を挙げることができ、うれしいです」。試合開始前から雨が降りしきる中、初回に大きな3点を刻んだ。

「ハマのプーさん」の先制弾が、神宮花火大会開演の合図だった。3点リードの3回1死、佐野が中堅バックスクリーンへの21号ソロをマーク。さらに1死二塁から、宮崎が2打席連続となる15号2ランを放ち、リードを6点に広げた。「後ろにつなぐ気持ちで打席に向かった結果がいい結果になり、良かったです」。今季初先発の大西を一気にKOした。

雨脚が強まった4回には、この試合4発目の“花火”が打ち上がった。先頭の楠本が2番手原のスライダーを強振。打った瞬間それと分かる5号ソロを右翼席に運んだ。「出塁することだけを考えて打席に向かいました。スライダーを完璧に捉えることができました」とコメント。4回までに4発で7点を奪って、主導権を握った。【久保賢吾】