札幌6大学野球3部の酪農学園大監督に、元たくぎん外野手の横山靖史氏(57)が1日、就任した。同氏は宮崎・高鍋高3年時の83年夏の甲子園に外野手兼投手として出場。法大では4年秋に、主将として東京6大学野球優勝に貢献した。

88年に北海道拓殖銀行(92年からたくぎん)入り。俊足巧打の外野手として都市対抗には計8度(補強選手での2回含む)、日本選手権に3度出場した。たくぎんが活動停止となった96年限りで現役引退し、その後は保険会社に勤め、12年から今年6月まで札幌市内で飲食店を経営していた。

保険会社員時代に外部コーチを務めた同大の監督に就任し「私たちの時代とは野球をする環境も変わっている。野球だけでなく、4年間の学生生活を充実してもらう1つのきっかけにしてもらえたら」と話した。

◆横山靖史(よこやま・やすし)1965年(昭40)4月10日、宮崎・都城市生まれ。高鍋高(宮崎)3年で出場した夏の甲子園では、1回戦で旭川龍谷(北北海道)に勝ち、2回戦では後に巨人入りするエース水野雄仁擁する池田(徳島)に敗れる。法大では1年春からベンチ入り。1、2、3年春、主将として臨んだ4年秋の計4度、東京6大学野球優勝。173センチ。左投げ左打ち。