中日大島洋平外野手(36)が1-1の6回先頭の第3打席でヒットを放ち、打率を3割1分5厘に上げた。この日は第1打席で中飛、第2打席で四球を選んでいた。6回2死二塁から高橋周の中前打で本塁へ好走塁。クロスプレーでDeNAからリプレー検証を求められたが判定通りセーフになり、勝ち越しにも貢献した。

19年、20年に最多安打を連続受賞している大島にとって、現在ヤクルト村上と激しく争っている首位打者は「意識している」と公言する悲願のタイトル。「自分の事より、(チームのために)とにかく必死にやりたい」と話す、キャプテンマークをつけたベテランが初タイトルとともにチームをけん引する。

○…岡林が4打数4安打で今季通算159安打に伸ばし、最多安打争い単独首位に立った。2試合連続無安打だったが、今季2度目の1試合4安打をマーク。「勝利に向けて最後の試合も精いっぱいがんばります」と2日の今季最終広島戦(マツダスタジアム)を見据えた。また、首位打者を狙う大島も1安打で打率を3割1分5厘にした。

○…ロドリゲスが来日初タイトルの最優秀中継ぎ投手を確定させた。8回に2番手で登板し、無死一、二塁で牧を併殺打に打ち取り、楠本を空振り三振。1回無失点で39ホールド目、勝利数を加えて45ホールドポイントとし、阪神湯浅、DeNA伊勢に上回られる可能性が消えた。リリーフ転向1年目の栄冠に「練習の成果を出せて本当にうれしい。リリーフという役目をもらいうまく適応できたことが良かった」と話した。

▼月間11ホールドのセ・リーグタイ記録=ロドリゲス(中日) 30日のDeNA25回戦(横浜)でホールドを記録して達成。21年10月清水(ヤクルト)以来5人、6度目。プロ野球記録は14年7月五十嵐(ソフトバンク)の12ホールド。

▽中日立浪監督(主軸の阿部、高橋周の犠打を絡め勝利)「きょうはとにかく(小笠原に)2桁を勝たせてやりたいと、クリーンアップにもバントをさせた」

▼通算1000試合出場=堂上(中日) 30日のDeNA25回戦(横浜)の9回に代打で出場して達成。プロ野球518人目。初出場は08年8月3日の巨人15回戦(ナゴヤドーム)。

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