日本ハム木田優夫2軍監督(54)が、今季のシーズン最終戦となったロッテ戦後のセレモニーでスピーチした。

マイクの不調で、たどたどしい音声が場内に流れてしまった木田2軍監督は「何を言ってもごしょごしょとなって…だから余計、分かんなくなって」と苦笑い。それでも、2軍本拠地の鎌ケ谷スタジアムへ詰めかけてくれたファンに、しっかりと感謝を伝えた。スピーチ全文は以下の通り。

 

木田2軍監督 ファーム監督の木田です。今年もコロナウイルスの影響が続く中、たくさんのファンの方に来ていただき、今日もまたこんなにたくさんの人に来ていただき、感謝しています。ありがとうございます。そして、選手たちにいつも大きな声援を送っていただき、そのおかげで選手たちも思い切りプレーができました。ありがとうございました。来年、ファイターズは、1軍はビッグボス改め新庄監督の下、新球場で新しい時代をつくり始めます。ですが、ファームは来年以降も、この鎌ケ谷で若い選手たちが夢を見て、汗を流します。良かったら、また来年以降も、この鎌ケ谷に来て若い選手たちを応援してあげてください。今年も、たくさんの声援、本当にありがとうございました。

今季から就任した木田2軍監督の1年目は99試合を戦って38勝55敗6分けでイースタン・リーグ7チーム中、6位で終わった。コロナ禍に見舞われた時期も長くあり、試合消化数はウエスタン・リーグも含めて12球団の2軍では最少だった。

木田2軍監督は「来年以降、ファイターズが勝ち続けるためにどういうことをやらなきゃいけないのか、選手がどういうことを覚えなきゃいけないのか、どういう選手になっていかなきゃいけないのかっていうことを、コーチの人にお願いして言い続けてもらって、全員というわけにはいかないけど、その中でそういうことをやらなきゃいけないって思ってくれた選手は何人かいたんじゃないかなと思う。その辺はコーチの皆さんと選手の取り組みのおかげで少しはできた部分もあったんじゃないかなと。その一方で、やっぱりもっとこういう取り組みができたんじゃないかっていうのは、それ以上にある。やれなかったことはたくさんあった」と振り返った。

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