「村神様」がついに“世界の王”を超えた。

ヤクルト村上宗隆内野手(22)が7回先頭の第4打席で、日本選手歴代最多の56号本塁打を放った。DeNA入江の初球、内角ストレートを右翼席へ。打った瞬間に確信し、手をたたいて喜んでから一塁へ走り始めた。客席はスタンディングオベーション。ダイヤモンドを1周してベンチに戻った後も、やまない拍手に再度姿を現し、ファンの歓声に応えた。

最後の最後に決めた。9月13日巨人戦(神宮)で54、55号を放ってから苦しみ、2日の阪神戦(甲子園)は欠場。実に61打席ぶりの1発で、64年王貞治(巨人)のシーズン55本塁打を抜いた。

3回の第2打席でも左前適時打を放っており、これで4打数2安打2打点。打率3割1分8厘、56本塁打、134打点とした。

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