5年ぶりのBクラス4位の巨人が、来季の原辰徳監督(64)の第3次政権5年目に向けて組閣を開始した。チーム打率(2割4分2厘)と同防御率(3・69)がリーグワーストに終わった投打の立て直しへ、配置転換に着手しはじめた。

阿部慎之助作戦兼ディフェンスチーフコーチ(43)は原監督に最も近いヘッドコーチ兼バッテリーコーチとして帝王学を学び、元木大介ヘッドコーチ兼オフェンスチーフコーチ(50)は内野守備コーチとして作戦面も担うことに。桑田真澄投手チーフコーチ(54)はファーム総監督、亀井善行外野守備兼走塁コーチ(40)は打撃コーチ、ヘッドコーチ経験のある川相昌弘ファーム総監督(57)は1軍総合コーチとする方向。OBの脇谷亮太スカウト(40)と橋本到広報(32)もファームのコーチとなる見込みだ。

適材適所に加え、新たな顔触れも加える。楽天元監督でOBの大久保博元氏(55)を1軍打撃チーフコーチ、ファームでのコーチ経験があるOBの阿波野秀幸氏(58)を1軍投手チーフコーチ、OBの鈴木尚広氏(44)を1軍外野守備兼走塁コーチ、阪神やソフトバンクなどでコーチを務めた久保康生氏(64)を巡回コーチとして招聘(しょうへい)することで調整している。

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