法大・尾崎完太投手(3年=滋賀学園)の力投は報われなかった。

打線の援護がない中、5回まで無安打投球を続けた。しかし6回1死後、四球の走者を出し、続く広瀬隆太一塁手(3年=慶応)に左前打され、無安打は途切れた。このあと四球を続け押し出しで初失点。なおもスクイズを決められた。

直前の6回表、尾崎が送りバントを決め1死二、三塁と絶好の先制機をつくっていた。ところが1、2番が凡退し、無得点に終わっていた。尾崎は「正直、(得点が)取れると思った。取れなかったので、粘ろうと思ったんですが」と振り返った。

8回には2ランを浴び、終わってみれば被安打5の5失点。152球の力投も報われず、これで今季は未勝利のまま4連敗となった。「調子は悪くない。打者を打ち取るまで粘る。3戦目があると思うんで、それができたら、と思う」。尾崎がリベンジを誓った。