日体大は桜美林大に敗れた。

ドラフト上位候補の先発・矢沢宏太投手(4年=藤嶺藤沢)は今季初被弾するなど、3回途中4安打4四死球4失点で降板した。矢沢は「このリーグ戦、そこまで調子が良くないです。自分の調子と結果が合っていなかった(試合前まで防御率0・36)。今日はしっかりと点数を取られたので、いい意味で(修正する)チャンスだと感じました」と振り返った。この日は西武などNPB5球団スカウトが視察に訪れた。

相手3番の河原木皇太外野手(4年=横浜)に先制の1発を許した。初回1死二塁。6球目のスライダーをはじき返されると、打球は92メートル先、高さ約2メートルのフェンスを越えて左翼席に飛び込んだ。その後も降板する3回まで毎回失点。古城隆利監督(53)は投球内容を「今日はスピードも、制球も、全体的に良くなかったですね」と振り返った。

次節15日からは2季連続リーグ優勝中の東海大と対戦する。矢沢は「すごく大事になる。短期的に結果が出るように、フォームの修正、トレーニングもガラッと変えていこうという話になりました」と、大一番に向け最後の修正に入る。