ヤクルトは12日から始まるCSファイナルステージ前、最後の実戦を終えた。先発の小沢が5回もたず、試合には敗れたが、収穫も少なくなかった。

10イニング制の特別ルールで行われ、6回から、マクガフ、石山、清水、田口、木沢のリリーフ陣が1イニングずつ、0でつないだ。高津臣吾監督(53)は「全ては4日後に100%に持って行くことが全て。今日は、そこに向けての調整だと思っている。リリーフに関しては、いい当日を迎えてくれると思ってます」と変わらぬ信頼を寄せた。

攻撃面では、重盗、エンドラン、セーフティースクイズなど積極的に仕掛けた。うまくいかなかった策もあるだけに「もう少し確認が必要かな」と率直に話した。

一方で、代走の丸山和、並木の俊足コンビが、そろって二盗を決め、得点につながった。高津監督は「彼らのストロングポイントは、チームの力として発揮して欲しい。起用のタイミングが重要になってくる。僕も、しっかりした判断と、彼らが勇気を持って思い切ってプレーするスタイルは続けてやりたい」と話した。

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