阪神が、負ければ矢野監督ラストゲームとなる大一番でも守備の課題を露呈した。
1点ビハインドの3回1死一塁。DeNA楠本の一、二塁間を破る右前打に大山悠輔内野手(27)がチャージ。送球へと握り替える際、グラブからボールがこぼれた。一塁走者は三塁を陥れていたが、このミスで打者走者まで二塁に進塁。大山に失策がついた。
大山はレギュラーシーズン、CSを含め右翼でのスタメンは今季5度目。これまでも本職でない同ポジションや左翼で奮闘を続けてきたが、大事な一戦でミスが出た。
1死二、三塁となり、打者佐野の場面で先発才木浩人投手(23)がワイルドピッチで2点目を献上。ワンバウンドのフォークを梅野隆太郎捕手(31)が止められなかった。
阪神は初回にも三塁を守る佐藤輝明内野手(23)が送球エラーし出塁を許していた。3位からの下克上へ、劣勢の序盤となってしまった。