諦めるにはまだ早い。阪神佐藤輝明内野手(23)が、クライマックスシリーズ自身初アーチを放った。

「打ったのはストレート。とにかく勝つしかないので、ホームランを打つことができたのは良かったですが、まだ負けているので早く追いつき追い越せるように頑張ります」とコメントした。

2点ビハインドの4回2死。DeNA先発浜口の初球144キロ直球を中越えソロ本塁打とした。1点差に迫り、ナインを鼓舞するかのように大きくうなずきながらベンチ前を歩いた。頭には紫色のヘアバンドをつけていた。

チームは直前に守備のミスもあり2点目を献上していた。この回も4番大山、5番原口が凡退し簡単に2死となっていた。今季打率3割1分1厘、4本塁打とレギュラーシーズンで得意にしていた横浜スタジアムで、劣勢ムードに待ったをかける1発だ。

前日9日は0-1完封負け。負ければ矢野監督ラストゲームの大一番。チーム17イニングぶりの得点から逆転なるか。

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