筑波大が武蔵大を下し、リーグ2位以上を確定させた。4年ぶり6度目の関東地区大学野球選手権出場を決め、浜内太陽主将(4年=履正社)は「部員全員で粘り強く戦った結果かなと思います」と力を込めた。

0-0の1回1死満塁、5番の西浦謙太捕手(3年=八尾)が先制の左前適時打を放った。この回、一挙5得点。このリードを3投手の継投で守り切り、リーグ最終戦を白星で飾った。

結束力がチームを強くした。開幕7連敗を喫し、4位に沈んだ春から一転。秋は矢沢宏太投手(4年=藤嶺藤沢)擁する日体大から勝ち点を奪うなど、快進撃をみせた。川村卓監督(52)は「メンバー外の選手たちが、朝の打撃練習の準備を自主的に行うようになったんです。こちらから何を言ったわけでもないのに、です。チームワークの向上がありました」と振り返った。

▽武蔵大・松下豪佑外野手(ドラフト候補は4打数3安打1打点と健闘。学生野球引退となり、涙ながらに)「今まで投手陣に助けられていた分、今度は自分たち野手が投手を助けたかった。力になれず悔しいです」