中日立浪和義監督(53)が17日、社会人野球JABA関東選手権準決勝、鷺宮製作所-日立製作所戦(等々力)を視察した。20日に行われるドラフト会議で上位指名候補とされる鷺宮製作所・小孫竜二投手(25=創価大)を「プロのボール。まさに即戦力。リリーフならすぐにでもいける」と絶賛した。

1点ビハインドの8回に登板したお目当ての右腕は3者連続空振り三振で竜の指揮官にアピールした。この日の最速は153キロ。圧巻の投球を関係者席で確認した立浪監督は「すごいですよ。きょうはいいピッチングを見せてもらった。カットボールにフォークもあるしね。先発もいけると思うが、短いイニングの方が力を発揮しそう。来てよかった」と賛辞を続けた。注目の1位指名は「投手でいくか、野手でいくかというところ」と明言を避けたが、異例の視察行脚は直前まで行われる予定だ。

【関連記事】中日ニュース一覧