<東京6大学野球:慶大7-0明大>◇第6週最終日◇17日◇神宮

ドラフトを目前に明大・村松開人二塁手(4年=静岡)には悔しい敗戦になった。「勝負どころであと1本が出なかった。それが敗因だと思います」と悔やんだ。

1番として1安打したものの、本塁は踏めず首位を転落した。俊足巧打の内野手で遊撃もこなす。目下打率4割はリーグ2位。前日、神宮を訪れた中日立浪監督が「スイングがいい。ヤクルトの村上選手もそうだが、体の正面、中で(バットを)使えるのが打撃の基本」と評していた。今春は右ヒザ半月板損傷の手術を受け、出場は代打の3打席だけ。主将も務めるだけに、今季にかける思いは強い。逆転優勝をかけて戦う立大戦に向け「やってきたことの質を高めて臨むしかない」と言い聞かせた。