22日に開幕する「SMBC日本シリーズ2022」の監督会議が21日、開催地の神宮球場内で行われ、今年の日本シリーズは全試合、予告先発を実施することが確定した。NPBが両監督の承諾を得て発表した。

それぞれ監督会議の場で名前を挙げた。ヤクルト高津臣吾監督(53)は「素晴らしい日本シリーズにしたい」と話し、小川泰弘(32)を初戦の先発に指名。

オリックス中嶋聡監督(53)は「パ・リーグを代表して熱い戦いをしたい。期待してください」と話し、山本由伸(24)の名前を挙げた。

レギュラーシーズンと違い、日本シリーズの予告先発は監督会議で両監督が合意した場合に採用される。この10年は採否が半々で、同じカードだった昨年は4年ぶりに採用しなかった。昨年の中嶋監督は監督会議で「してもいい」と言ったが、ヤクルト側は反応せず、実施に至らなかった。

NPBによると今回は、まだ出場チームが未定だった10月の実行委員会で、12球団の同意を得て「予告先発」の採用を事前に決めていた。これは今年に限っての話で、来年以降の運用は未定という。