中日からドラフト7位指名を受けた日本新薬・福永裕基内野手(26)が25日、京都市内の同社で松永スカウト部長らから指名あいさつを受けた。12球団支配下枠では最終となる69番目に指名されたオールドルーキーは1年目からの活躍を誓った。

20日のドラフト会議後、祝福の連絡は数百件を数えたという。その中の1人に日本ハムのルーキー・上川畑がいた。「上川畑選手も昨年、支配下最後の指名から活躍された。自分も1年目から勝負できるよう、続けるように頑張りたい」。上川畑は東都大学、社会人でしのぎを削ってきた同世代の内野手。昨年のドラフトでは12球団ラストの77番目となる9位指名で日本ハムに入団。1年目から80試合に出場し、打率2割9分1厘を残した。同年代に加え、同じドラフトしんがりからの活躍を当面の目標に定めた。

臨時コーチを務める元ヤクルト宮本慎也氏(51=日刊スポーツ評論家)からは徹底した基本指導を受け、持ち味の右方向への長打力に加え、守備・走塁にも磨きがかかった。天理-専修大を経て社会人で4年間、経験を積んだ。指名あいさつを受け「ようやく実感が出てきた。身が引き締まる思いです」。26歳で飛び込むプロの世界。まったなしで勝負に出る。