大先輩・東浜に弟子入りを希望した。ソフトバンクのドラフト5位亜大・松本晴投手(21)が28日、都内の同大学で指名あいさつを受けた。「亜大には、東浜さんの伝説がたくさん残っているんです」。在学中はその存在を意識しながら練習に励んできた。

大学1年春にリーグ戦デビューを果たしたが、その後はケガとの戦い。1年冬に左足首の手術、3年4月には左肘のトミー・ジョン手術を受け、復帰したのは4年春。長いリハビリ期間も、「伝説の東浜先輩」を参考にした。「東浜さんはウエート(トレ)をしてから練習。意識をもって取り組んで、いつも最後まで残って練習していたと聞きました」。松本も体のケアを第一に考え、トレーニングの本は10冊以上を読んだ。誰よりも遅くまで練習。後輩たちからも「晴さんはいつも1人で遅くまで練習している」と、手本になる存在に成長した。

今年は肘の回復状況をみながら球数を制限し、1~3イニング限定でマウンドに立った。「もう肘の状態は問題ない。入団までの期間、しっかりと投げる体力をつけて、東浜先輩にトレーニングやピッチングのことを聞きたい」。尊敬する先輩と同じユニホームを着る日を心待ちにしている。【保坂淑子】

○…育成ドラフト9位の亜大・重松凱人外野手(22)は魅力満載の原石だ。大学4年間でリーグ戦出場はわずか7打席、1安打。実績こそないが、スイングスピードや、走力のデータはトップランク。中学時代は陸上の障害種目で全国3位に輝くなど身体能力の高さは並外れたもの。足りないのは試合経験だけで、「3、4軍で走攻守をアピールをして、支配下選手を目指したい」と意気込んだ。

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