今季来日最少3試合登板に終わった広島ヘロニモ・フランスア投手(29)が30日、帰国の途についた。

昨年3月に右膝内側半月板部分切除の手術を受け、今季もケガに見舞われた。2年連続1桁登板。2軍でもわずか8試合の登板と、不本意なシーズンとなった。「さまざまな痛みにより、チームに合流するまでに時間がかかってしまい、とても難しいシーズンでした。チームの手助けができなかったことがつらかった」。悔しさを口にした。

来季は6年契約の最終年。球団外国人投手ではジョンソン(15年~20年)に並ぶ在籍年数となる。コンディションの改善もあり、来季へ向けた意欲は高い。「肉体的にも精神的にも良くなっており、(来年は)例年よりずっといい仕事ができる自信があります。私に多くの愛を与えてくれた広島のために、もう1度優勝に貢献することを夢見ています」。20年まで3年で167試合に登板し、18年はセットアッパーとして3連覇に貢献した。快速左腕の復活は、新井広島の大きな力となるはずだ。

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